食物アレルギーは肌荒れしているところを入り口として、外部からの刺激があって発症するのではないかと言われています。
今回は、ふっくんが乗り越えた皮膚トラブルの備忘録であるとともに
過去を振り返って何が必要だったか考えをまとめておきたいと思います。
画像あり、処方薬名ありにしたので、
『実際にこの薬でこうなる子もいるのね』と、誰かの役に立ったらいいな。

今思うとこの時正しい知識と選択が出来ていれば
ふっくんは食物アレルギーになってなかったのかも…
※画像は本当に辛いものもありますので、バンバン飛ばしてください。
生後2か月
N皮膚科医院
湿疹がひどいので通院開始。
使用薬 アズノール軟膏0.033%、フエナゾールクリーム5%
こんなに小さいうちから病院に通わせるとは思わず、
また睡眠不足の育児の中で、どこに通うか判断がつかず
自分が行ったことのある皮膚科に行きました。
子供が通っている形跡もあり、おむつ台も設置してあったので
そのまま何度か同じ皮膚科を受診。
湿疹も新生児ニキビ(脂溶性湿疹)と診断され、涼しくなるまでもう少し頑張ろう、もらった薬を塗ってる=いつか治るんだと本気で信じていました。
しかし
少しずつ…少しずつ悪化してる??
黄色くじゅくじゅくして、頭にはかさぶた??
黄色の液が肌から常に出ていて、かなり痒そう…
生後3か月
S医院
自宅から一番近い小児科で予防接種を受けた際、
皮膚の状態に不安を抱かれ、別の薬を出されるが、
これが原因で悪化
使用薬 ベシカム軟膏5%
N皮膚科医院
S医院の件を伝え、ステロイド薬を出してもらう
使用薬 アズノール軟膏0.033%、フエナゾールクリーム5%、デルモゾールG軟膏、デルモゾールGローション
S医院では「第一子ですか?皮膚科に通ってるの?通ってるのにこの状態はおかしいでしょ??」と半ばまくし立てられ、母親の精神状態を軽く崩壊させました。

え?病院に行ってるのに、このままじゃ治らないの?
不安になり、当日出された薬を急いで使ってみました。
するとなんだかみるみる悪化。
原因は分かりません。
単純にふっくんに合わなかったのか、その時の皮膚状態には火に油だったのか。
しかしN皮膚科医院へ行き少し経緯を話すと、機嫌を損ねてしまったようで
「出された薬だけ使ってて!!」と怒鳴るように言われ、完全に委縮してしまいます…。
ステロイド(強いけど副作用のある薬)を使ったので、一旦は劇的に良くなったんですが、
先生の指示通り止めると、皮膚は元に戻ってしまったのです。
N皮膚科医院
通っている最中についでに可能性を消すためにとテストを強く勧められる。
プリックテスト「卵〇 小麦×」
使用薬 アズノール軟膏0.033%、フエナゾールクリーム5%

分かったから良かったねー今後の対策は立てれるねー

体が大きくなったら大半は治るってネットにもあるし
悲観することはないかなー
どっしりと身構えていたら、
その次に皮膚科に行った際、先生に伝えました。

テストの後なんだから当たり前でしょ!

いや、する前にそんな説明してなかったし…
生後4か月
治りが遅いけど、親身になってくれてる気がしてたのに…裏切られた気がして
少し遠いけどアレルギー科、皮膚科の両方榜している病院、A小児科へ。
ネットで調べて、院長先生に診てもらおうと曜日もタイミングを合わせて行きました。
A小児科
皮膚を治してからプリックテストをしてみよう、という方針
先生ごり押しの特殊な薬を処方される。
使用薬 メチルロザニリン塩化物・サトウザルベ軟膏、ヘパリン類似物質クリーム・プロペト
落ち着いてからは→アルメタ軟膏、ザルックス軟膏、ヘパリン類似物質クリーム・プロペト
ここでも「第一子なの?前の皮膚科にはどのくらい通ってるの?」とS医院と同じことを聞かれます。

口調は優しいけど、同じこと言ってるってことは、多数決でこの意見が病院として普通なのかな。
メチルロザニリンはすごい紫色の薬だったけど、待合室で話を聞いてくれたおばちゃんも昔子供に使ったと聞き二度ほど試します。
服は汚れるけどじゅくじゅくは一旦止まったようでした。
が、即悪化!!
その後、旦那くんからネットで恐ろしい副作用があると聞き、即中止!!
ベシカムで荒れた事もあるし、メチルロザニリンで効果も無いように思い、使用を止めてそれ以外の薬を使い様子を見ることに。
ヘパリン類似物質クリーム(ヒルドイド!)・プロペトで全身保湿して、部分部分にステロイド生活
予防接種時の悪化が100だとすると40くらいまでは治っていたように思います。
生後6か月
A小児科
お昼に小麦が入った市販のベビーフードを食べて、1h後にアレルギー症状。午後休診だったため、電話で相談した後、翌日受診。
その後、再度肌が落ち着くまで待ってテストを行う
プリックテスト「卵× 小麦〇」
→授乳中のため、母子ともに除去食
本人はきょとんとしていましたが、気づいたら目周りと後頭部がぶくっと腫れていて、母がびっくりしすぎて、大変でした。
家で二人きりだしえ?なに?何が起こったの?って…
看護師さんと電話で話しながら、自分を落ち着けたって感じでしょうか。
授乳中のため、母子ともに除去食(アレルギーの食品を食べちゃダメ。ふっくんの場合は、安全のため小麦を1mmも食べないで、ということ)を言い渡された時、大変さが分かっていませんでした。
離乳食を始めたてなので、ふっくんの食事は簡単でしたが、私が…
パンもパスタも、揚げ物、クッキー、ほんだし、醤油も…小麦じゃないか!!
え?何食べよう??
※別ページでUPしますが、グルテンフリー食を買って除去生活を耐え抜きます。
生後8か月
皮膚の症状はそれほどよくならず…院長先生じゃないS先生に当たった際「お母さんも除去?なんで??」といわれ…
母小麦摂取再開&病院を替えることを検討。

なんでって、院長先生に言われたんですが…
S先生は母乳として赤ちゃんの体に入る小麦成分なんてほーんのちょっとですよと言いたかったようです。
そのちょっとも院長先生に止められてたんでは???
でもそのちょっとから慣れさせた方がいいよねと夫婦で話し合って、私(親)は除去することをやめました。
はい、結果的に母親が除去する意味はまったくなかったですね!!
まぁ、この後始まるふっくんの除去食のことを考えたら『世の中にこんなに小麦や卵を使ってるものがあるのか』と知ることができて、それは良い経験になりました。
予防接種時の悪化が100だとすると50~30を行ったり来たり、少し異常が出ても様子見でーと言われ続け…
しびれを切らし、小児科とは標榜していない皮膚科ですが、妹が勧める病院に行ってみることにしました。
本当に正しいスキンケア
生後9か月の出来事…
S皮膚科
と強気に宣言。
使用薬 リドメックスコーワ軟膏0.3%・アズノール軟膏、尿素・ワセリン
こんなに苦労してきたのにそんな一週間じゃ、いくらなんでも……
と思っていたら、10日くらいでみるみる治った!!
まじで!?
え、ほんと、ありがとうございます。

薬に頼りすぎていて、基本の保湿をしっかりしていなかったのでは?
赤ちゃんの肌は基本乾燥しているから、しっかりお肌から水を入れれば治るよ。
口周りは少し荒れが残ってますが、食べ物やよだれで荒れやすいようで、口拭きをノンアルコール除菌にしたら、その後すぐ治りました。
食物アレルギーの原因?
S皮膚科に通って良くなってから数回通った後

きれいになったねー前はつぶつぶだったのにー
雑談が始まって、新しい情報が入りました。

当時何の石鹸使ってたんだっけ??

えと、初産だったので沢山サンプルをもらっていて、色々なベビーソープを使っていたので…分からないです。

泡立ちや使い心地をよくするために、小麦由来の成分が石鹸に入っているものもある。
肌が荒れているときに、そんなものを使っていたら傷口からチクチク成分が攻撃していたようなもの。
それでアレルギーを引き起こしたのかもしれないね。
少し前に問題になったお茶の葉石鹸も、加水分解コムギという小麦由来の成分が入っていました。それが原因でアレルギーになったと…
先生の話では、牛乳石鹸だと牛乳アレルギーになる可能性がかなり高くなるとのこと。
ふっくんはグルテンやωー5グリアジンなどにも激しくアレルギー反応をだしてしまうので、そうだったら怖いなぁ
と思いながらも…
…なぜ今!!!
当時教えてくれれば良かったのに!!
※S皮膚科に行ったときに知ってても、アレルギーになってたから、犯人(原因)探しに躍起になってしまっただけなので、意味がないと言えばないのですが…
ふっくんの場合は、もしも初めからS皮膚科に行っていれば
お手入れの方法を正しく行うだけで、薬なしで治ったかもしれません。
たまたま薬が合わなかっただけかもしれませんが…
今となっては分からないですし、どうすることもできません。
しかし食べ物以外にも蕁麻疹がでる可能性があることを知っておいた方が良さそうですね。
乳児期を振り返って
多数決とか、先生が怖いからとか、気持ちを内に留めたら良いことない!
不安に思ったことはしっかり聞いて、医療のことが分からなくても
きちんと理解できれば、少なくとも自分の赤ちゃんの体調はわかる。
逆に言えば、分かるように重複しても嫌がらず説明してくれる先生でなければ、
それは信頼できない先生なので通い続けることはオススメできません。

なので、自分だけでなくパートナーや家族とも話し合って
悔いのない選択をするべきです。
情報が溢れている世の中で、正しいことを選択するってかなり難しいですが
皆さんも諦めないでください。
赤ちゃんと、自分を含めその子を支える周りの家族のために。
本日は長い話をお読みいただき、ありがとうございました。
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