さい帯血を未来の為に保管しませんか

妊娠・出産

病院を完全に決め、何度か妊婦検診に通った後

小さな冊子を渡されました

「さい(臍)帯血を赤ちゃんの為に保管しませんか」

 

はてさて

さい帯血とはなんぞや。

今日はそこにクローズアップしましょう。

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明るい未来への協力「さい帯血バンク」

さい帯血とは、胎盤とヘソの緒の中に含まれる血液のこと、らしいです。

そしてこれには、血液をつくり出す能力のある造血幹細胞というモノが

なんと骨髄並みにあり

これが白血病など造血幹細胞を移植する治療が役立つ病気に効果があるという優れモノだそうです!

 

治療に役立てるため、さい帯血を保管しておくさい帯血バンクというものがあります。

全然知らなかったけど、最近の科学は進歩してるんだなぁ!!

さい帯血を保管する方法①私的バンク

さい帯血バンクには大まかにわけて2種類あります。

それが【我が子のために、我が子のものを保管しておく】私的バンクと

【骨髄バンクのように、無償に提供する】公的バンクです。

 

私的バンクはもちろん自分のものなので、拒絶反応の危険性はなく

その時生まれたベビーはもちろん、兄弟姉妹にも使用することが可能です。

いつ対象の病を発症するか分からない病気に備え、万が一!

準備をしておくというのは良い考えだと思います。

 

しかし、費用が高い…業者によりますが数十万円という高いお金がかかります;

誰でも簡単に出せるものではないですね…。

また使いたくなったときに、その民間業者が潰れているリスクはあります…。

そして私的バンク用の臍帯血回収は、

特に回収専用の講習等を受けていない医師でも行えるので

採取時に細菌等の感染が起きるリスクが高まります。

さい帯血を保管する方法②公的バンク

公的バンクは、日本赤十字社を始めとしたいくつかの病院でのみ選択できる方法です。

さい帯血の回収について、 一定の講習を受けた医師が収集を行うので、

採取時のリスクがかなり低いです。

また、費用は提供者側は一切かかりません。

 

しかし必要とする誰かに使ってもらうことを目的としているので

我が子のためにとっておく、ということはできません。

現在何万というさい帯血が保管されており、万が一重篤な病になった場合

誰かのさい帯血を提供していただくことはできますが、 100%適合するわけではありません。

基本的な採取方法

上でも言いましたが、さい帯血とは、胎盤とヘソの緒の中に含まれる血液です。

血液は固まりやすいので、出産時のほんの少しの時間内でしか採取できない

貴重なものです。

 

取り方としては、赤ちゃんとお母さんをつなぐヘソの緒がまず切られます。

切ったお母さん側のへその緒と、胎盤の中にある血液が採取の対象です。

胎盤は、ご存知かもしれませんが後陣痛で自然に外に出るものなので、

ベビーはもちろんお母さんにもまったく痛みはありません

生まれたときにヘソの緒や胎盤は、本来捨てられてしまう部分だったので

余計な手術や痛み、副作用はないわけです。

 

『同意していただいても何ミリ以上血液がとれないと』とか

『細菌等の感染を起こしていない綺麗な血液である』とか

ある程度基準を満たさないと長期保存はできないようですが

それでも未来的な治療にわくわく…と言ってはなんですが、感心しました。

私の選択した道

私の決めた病院は公的バンク指定じゃなかったので、

私的バンクに保管するか否かしか選択肢がありませんでした。

金額に見合うメリットが感じられず、今回は保管を見送りましたが

有益なものをただ捨ててしまうだけだったら、

見ず知らずとはいえ、誰かのベビーの役にたってもらった方がいいなぁと思っています。

 

次回産むなら公的バンクを検討に入れたい…かな

まだ一人目もお腹にいるのにw

なんせ出産の時にしかできない、未来を考えることですからね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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